義胡府国風土記~旅と外出~

5年間放置していました

那覇→八重山弾丸ツアー�(那覇・首里界隈をふらり)

今年は無理だと思っていた恒例の沖縄・八重山巡礼に行って来ました。


旅の前日はそわそわして眠れないのはこの年になっても変わらないもので
若干寝不足でセントレア入り。

昼14時出発の飛行機を朝一の便に変更してもらう事が出来、那覇での滞在時間がUP。随分と冷え込んだものの気合入れて短パン半袖で空港入りした甲斐がありました。




さっそく那覇に到着。天気もそんな悪くないし気温も涼しいくらいで散策するには調度イイ感じ。



とりあえず那覇空港駅からゆいれーる(モノレール)に乗ります。半日しか時間無いのでベタですがとりあえず国際通りへ。



◆◆欲しい物もそうでない物もいっぱい国際通り


前回来た時とちょっと変わったような変わってないような・・・(歩道が広くなった?)



これまたベタな公設市場んとこのアーケードに吸い込まれて行く



酒が飲めないのでオリオンビール片手とは行かず、サーターアンダギーを片手にうろうろ。

オリオンビールは沖縄で飲まなきゃ美味くない」みたいなもので、

サータアンダギーは国際通りで食べると俄然美味いと思います。



てくてく歩くと、観光客に地元の人、変な果物や野菜、肉に魚や三線や鰹節や婦人服・・・

とにかく今欲しくない物がいっぱいありすぎてそれはそれで新鮮です。

そんな雑多な感じがエネルギッシュで彩り豊かでやはり沖縄いいなー

奥に行くと黄ばんだ屋根のせいでその彩りが強制的にセピア調になって行く
・・・

更に進むと観光地っぽさは無くなりどんどん生活じみてくる・・・



◆◆無くなりそうで無くならない農連市場

アーケードを突っ切ると、農連市場と呼ばれる一角に辿りつきます。



公設市場付近でも充分懐かしい感じがするのですが、この辺りは更にタイムスリップした雰囲気で素敵すぎます。戦後のどさくさに紛れて建てたような感じで随分とくたびれてますが全てがフォトジェニックすぎる。

一見ゴーストタウンの様ですが、この市場が活気ずくのはやはり早朝。実は4年前に早朝の農連市場に訪れていて、手所狭しと露天が並び濃厚な顔立ちのオジィ&オバァが理解出来ない言葉で色々やり取りしてる様は東南アジアの市場に来たのかと錯覚するほどでした。


その際の写真。


4年前の時点で「いつ再開発で無くなるかわからないし実際に具体的な開発の計画も持ち上がってるので行けるうちに行った方がいい」と言われていたので慌てて見に行ったのですが、4年経っても完璧に何も変わらずで嬉しいったらない。

次来た時もこのままでいて欲しいな。そう思いながら農連市場を後に・・・・



猫ものんびり。





◆◆沖縄風・・・オープンカフェ風・・・ソバ屋


おなかが減ってきたので、ちょっと前にTVで見て“行ってみたい!”と思った店に向かいます。

それがここ“丸安そば”。地元ではきっと有名だと思われる店。この場末感が最高で、タクシーの運転手がたむろってるのもいい。台風の多い沖縄でこの無骨なオープンカフェスタイルってのも頼もしい。


頼んだのは“軟骨そば”

これがとても美味しかった。軟骨だから柔らかいのは当然だけど、骨なのにゼリー状でとろとろ。もちろん出汁もうまい。


一見ボロボロで適当な感じの店だけど、厨房は掃除も行き届いてる感じで綺麗。おばちゃん達がてきぱき動いている。ソバ意外にもご飯系メニューもあって次はそっちも食べてみたい。




◆◆首里城まで思い切って歩く


腹も膨れたので歩いて首里方面に向かう。常夏なイメージの沖縄の街角ってどこか涼しげでもあるなー


遠くからドコドコドコドコ・・・・と賑やかな太鼓の音が響いて来たので寄り道してみると異様に盛り上がってる少年野球の試合会場。



フェンスの外に土地柄出てます。



いずれこの子がすごい選手になるかもしれない・・・




そんな妄想にふけながらてくてくと首里城の方へ歩いて行くと、有名な“金城町の石畳道”


相変わらず地図も持たず適当に歩いて来たので、途中道に迷い軽い靴づれになったりして足の疲労もかなりのものだったけど力を振り絞って最後の難関を登る・・・キロロを口ずさみながら。


最後の方が急坂できつかったけど何とか登りきると、そこは首里城界隈。




いかにも復元だけど石垣越しに那覇の街や遠く渡嘉敷の島々まで見渡せる眺め、結構好きです。


でも何度か行ってるので入場せず。

モノレールの首里まで微妙に遠いのが疲れた足に結構キツイけど、再び那覇市街地に戻る事に。



首里駅にあったいかにも長寿県沖縄らしい“105歳お祝い列車”の看板。

105歳だと先の戦争も体験していてきっと大変だった事でしょう。
沖縄に来て年配の人を見るといつもそう思う。戦時中は内地の人間に不当な扱いをされた人も多いはずだし、日本で唯一の地上戦なんて絶え難い経験をしている。それなのに沖縄のオジィ、オバァは皆人懐っこくて観光客のような他所者に対してもほんと親切で頭が下がる。

素晴らしい風土と歴史、素敵な唄があり陽気な人々が暮らす争いとは無縁な美しい島で60数年前に悲しい歴史があった事・・・・これから沖縄に行く人にはリゾートだけじゃなく、そういう側面と向き合う時間をちょっとでも作ってくれたらなと思います。

きっと沖縄に対するリスペクトな気持ちが生じるはず。


・・・と偉そうな事述べてますが。国際通りに戻ってきたら歩行者天国になっていた。


夕方まで中心部をぶらぶらして



最終の飛行機に乗り日本一激しい着陸の石垣空港に無事到着。

明日は波照間島に行くぞ!