義胡府国風土記~旅と外出~

5年間放置していました

那覇→八重山弾丸ツアー波照間島編

波照間島は人が住む土地では日本最南端の島。

今回は2年ぶり5回目の訪問なんですが
5回目の訪問にして初めて悪天候で船が全便欠航(しかも2日間)するという仕打ちを喰らい名古屋に帰れなくなるというアクシデントに見舞われながらも開き直って遊び倒して来たのでどうぞお読み下さい。


◆◆いざ波照間へ
波照間島石垣島の離島ターミナルから高速船で1時間ほど。





確実に明日から天気が悪くなるという情報をサブリミナルに散々聞かされての出航は不安でしょうがない・・・・



でも八重山では超晴れ男なので到着したら晴れてるのは我ながらアッパレ。
(それも今回の滞在で過去の伝説となる・・・)


船を降り、今回泊まる民宿たましろの送迎車“通称たまワゴン”に乗り込みます。
※民宿たましろの素敵すぎる魅力は後ほど・・・



◆◆飲みたいほど美しいニシハマ他
宿に荷物をおいて向かうのはもちろんニシハマ。
波照間島で唯一泳げる浜で、気絶するほど海が綺麗。晴れてるうちに行かなきゃ!!




いつもの道を、いつもの坂を下って行く。


ちょっと雲が多いけど海の青さは相変わらず。うっかりガブガブ飲んでしまいそうな青さだねー


とりあえずシュノーケルしたり浜でくだらない話をしたり寝転んだりして時間を潰す。こういう何でも無い時間が本当に贅沢。


途中でヤギも参加


芳しくない天気予報だったけど晴れてにっこり


しかし何度来ても見飽きる事のない海の青さだ・・・・一人でも多くの人に見てもらいたい景色。





ニシハマを後にして島内をぶらぶらします。サトウキビ畑に流れる風の音がここち良い・・・


 
至る所に動物がいるので。人と会うより動物と会う確率が断然高い!






島の端の方に行くと電柱さえもフォトジェニック。
波照間は日本一電柱が絵になる島だと思います。



最南端の一旦止まれの標識。最南端の出会い頭はノーサンキュー。


◆◆一度は泊まりたい名宿“たましろ”

今回の宿泊先は民宿たましろ。

「波照間に行ったら一度は泊まらなきゃ」な宿ですが
一度で「もう結構」となるか毎年訪れてしまう程ハマッてしまうか
納豆の好き嫌い並に中間点の評価が無い宿。

もちろんギコフは後者です。


この時期は閑散期なので宿泊客もだいぶ少なめ。
夕飯までカオスなオープンテラス(?)で確実に下手になった三線を弾いたりしてのんびり。



◆◆建物探訪たましろ編
せっかくなんで日本で最も汚いカオスな宿をご案内しましょう。



  
自転車の墓場と化した庭の一角
※好んで泊まってます



カオスな感じのエントランスとオープンカフェスタイルの庭
※好んで泊まってます


 
一歩足を踏み入れると和風なしつらえの廊下と今回泊まる室内。
繁忙期はもちろん相部屋  ※好んで泊まっています



鄙びた感じの壁が歴史を感じさせ素敵 ※好んで泊まっています


まぁ要するに潔癖症かどうかで泊まれるかどうか決まる訳ですね!


でも繁忙期なんて何十人も泊まる程の人気だし
宿主のたましろさんの内に秘めた旅人をもてなす心配りが何より素晴らしいので部屋が多少がザラザラしたり、扉が多少ガタガタしたり、虫がムシムシいたりするのなんてノープロブレム!

今回も風呂場の扉を開けたらでっかい蜘蛛が隙間から出て来たけど気にならなかった。


最近、某TVで「今ままで一度も掃除してない」とたましろさんが言ったと放送していたらしいのですが“だとしたら充分に綺麗だ”と思った自分は得な性格で良かったと思う。


↑(島田S助の番組だから適当に色付けてる可能性大)


ちなみにたましろさんの心配りは内に秘めた感じなので、何度か泊まってやっとぼんやり分かってくるはずです。





◆◆たましろの食事

 



ちなみにたましろは食事もすごい。ギャル曽根級です。
年を追うごとに食べれなくなりますが、これもたましろさんの「思いで深い旅に・・・」という心配りだと思っています。




ちなみに食事は庭先で皆で食べます。時間になると続々旅人達が集まってきてくだらない話に花を咲かせます。今回は閑散期の週明けだったので宿泊客は少なめでしたが皆さんイイ人ばかりでほんと楽しかったです。



途中いきなり“たましろさんと唄う会”が一方的に始まったりする最高級のもてなしが。
これまた“今日は宿泊客少ないから・・・”みたいな心配りなんだろうけど、こういうのがほんと面白くて嬉しい。

ちなみに二日目は一方的に“ふれあいのど自慢大会”が開催されかける(今日はのど自慢ですねー順番で謳いましょう・・・と言いながらたましろさん法事に行ってしまった)



そんなたましろプレシャスナイト素敵でしたよ。


◆◆波照間エトセトラ

滞在中の波照間は終始風が強く海は荒れ模様。前述の通り船が丸々二日欠航して名古屋に戻れない事になってしまいました。

けど、船がこないだけで雨もそれほど降らず晴れたり曇ったりな感じであくまでフリーダム。



ギコフ大海に挑む!釣りもしましたが詳しくは次回“スーパー島人との出会い編”で詳しく書きます!



何度も行ってるので感動も薄れがちな日本最南端の碑だけど滞在中一回は行ってしまう。
波の音を聞きながら頭の中に地図を思い描いて“端っこまで来たなー”と思うのが好き。

でも“世界はまだ先まで続いてるんだなー”と思うと自分の小スケールっぷりが恥ずかしくなるなぁ。


◆◆別れのあさ

3日目。二日振りに来た船は頼もしかった・・・・
一緒に島に閉じ込められた皆さんサヨウナラ。

毎度×2、締めの部分を上手く書けない己の文才の無さにもサヨナラしたい・・・



という感じで波照間から石垣に戻って来たわけですが、荒天のおかげで波照間滞在3泊の新記録を達成し結果的には大いに羽を伸ばす事が出来たのは不幸中の幸いでした。
ただ浮世離れしすぎた生活のおかげで脳が溶け出し頭がボ〜っとして現在も社会復帰が思うようにいかないのがついらいところです(いつもの事ですが)。

でもまた行く。



◆◆宣伝


石垣では名古屋での自転車ライフを快適サポートのスーパーグレート自転車屋さんHottyさん一家と束の間の再会してとてもお世話になりました。入れ替わりで波照間に行かれて今では危篤に近い八重山病という噂が・・・・

早く次の八重山に行かないと病状が悪化してしまうので皆で自転車を買おう!

Hottyさんのお店“Hottspin”→ http://hottspin.jp/ 


◆◆宣伝2



今、全日空で旅に出ると機内誌“翼の王国”でギコフが大阪時代に大変お世話になったスーパーグレートフォトグラファー桜木奈央子さんの爆笑アフリカ珍道中エッセイが絶賛掲載中!!

11ページに掲載だ・ぜ!

http://sakuraginaoko.com/ 

↑桜木先生への励ましのお便りを書こう!



次回ギコフ日記 那覇八重山弾丸ツアー外伝!“スーパー島人との出会い”編