義胡府国風土記Classic vol1 相変わらずの弾丸ツアーで絶景の丘陵地帯へ

 
過去の旅日記を掲載する義胡府国風土記Classic
第一弾は、昨年の夏に行った北海道でのお話です・・・・

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【2009年7月某日】

突然の2連休→期限切れの近いマイル(飛行機の)がある・・・という状況になったので思い切って出かけて来ました。

1泊2日なのであまり遠くに行けないけど、なるべく朝早く出て翌日遅くに帰って来れる所が無駄が無くていいな〜・・・って思い、時刻表を調べたりして目的地は決定。


出発地、名古屋の天気は曇り・・・つうか日本列島全てが雲に覆い尽くされているようで、目的地の空港は着陸直前まで地上が見えないほど低く厚い雲に覆われており少々ブルーになってしまいました。

1泊2日なのであまり遠くに行けないけど・・・と先に述べておりましたが

降り立った空港は新千歳空港。北海道ですね。

発言の割に遠くに来てしまいました・・・

ずっと南の方に行っていたので北の大地を訪れたのは学生時代以来12年ぶり2度目。

地方の私立高校が久々に甲子園にやって来たような感じです(意味不明)


とりあえずJRに乗り換え札幌までやって来ました。

向かおうとしている所は、学生時代に訪れて印象に残っていた美瑛(びえい)。

結構べたなスポットかもしれませんが今のギコフには長閑な景色を見てのんびりするのが最高の薬なのです。

美瑛は旭川から電車で30分程南へ下るとある街、更に30分程行くと有名な富良野があります。

旭川までは特急がバンバン走っており札幌から1時間チョイ。最速だと2時間弱で美瑛には行けるはずです。

ギコフも早速特急に乗り換えようとすると、タイミング良く富良野まで行く臨時の特急があったのでラッキーとばかり飛び乗ってしまいました。



天気は悪いけど雄大な北海道の車窓にルンルンのギコフ・・・


旭川まで1時間チョイ、美瑛まですぐだね!なんて余裕をこいていたらこの列車、旭川の手前の街でローカル線に針路を変更して富良野に行く事が判明・・しかも美瑛は通らない!

所要時間が増えた上に乗り換えが一回増える・・・1泊二日の弾丸ツアーにおいて手痛いミス。

時刻表すら持参せず、何の下調べもしていない己を責めるしかないのですが時すでに遅し・・・のんびりと車窓を眺めているしかありませんでした。

でもイイ事もありますよ(前向きスイッチオン)

観光客向けの列車なので車掌さんの生声での観光案内が停車駅ごとにあるので勉強になりました。



世界一の大臼と杵で餅をつくダイナミックな祭りがある岩見沢市・・・こんな風に車掌さんの案内のお陰で生活に役立つ北海道豆知識が自然に身に付きます!

乗らなきゃ岩見沢市駒大岩見沢(高校野球)・・程度の知識で一生を終えるところでした。



世界一の大臼に思いを馳せながらも列車は滝川という街で針路を東に変え北海道の母なる川“空知川”を車窓に見ながら進みます。ゆったりとした流れと濁った水が“大地”って感じです。

札幌から2時間弱・・・・本来なら美瑛に着いている時間に列車はようやく“北の国から”でお馴染みの富良野の街に差し掛かります


到着10分位前から車内では車掌さんの富良野案内と、お馴染みさだまさしの歌声が延々と流れており、富良野に降り立つ準備は万全。ルルルルル〜


北の国から'09弾丸〜



札幌から列車に乗った僕はどうにか富良野に着いた訳で・・・


何故富良野にいるのかというと本当は美瑛に向かいたかったのに乗る列車を間違えた訳で・・・

一泊二日の日程でそれはいわゆるひとつの致命的ミスだと思われ・・・

案の上、時刻表を見ると美瑛に向かう列車は1時間も待たなけらばならず・・・

仕方なく駅前の食堂で昼食を食べたりして時間を潰したりて・・・



ようやく美瑛に向かう列車に乗る事が出来た訳で・・・



姉さん・・美瑛です(違うドラマになってる)


という訳で美瑛に到着です。



   

12年前もこの駅に降り立って駅前の貸し自転車屋を兼ねた渋い商店で自転車を借りて町を探検したんですが、そのお店のご主人にとても親切にされたのを覚えており、今回もそこで自転車を・・・って思ったものの


どうも駅前の商店が全て新しく建て替えられてるようで・・・おそらく真ん中の松浦商店さんがかつてお世話になったお店だと思うんですが、当時のご主人も見当たらず店の雰囲気も違うので、変に尋ねる事もせず自転車を借りて美瑛探検に出かけました。

美瑛という街がどういう所か知らない人に簡単に説明するとするならば“ヨーロッパのようなとても美しい丘陵風景が広がる街”でしょうか。



駅から1キロほど走ると丘陵地帯へと登る坂道に差し掛かります

坂道を登り終えると美しく整地された畑や・・・


なだらかに重なり合う美しい丘の光景が・・・



美瑛の丘陵地帯は別名“パッチワークの丘”といわれており、何だかぺリッとめくれそう。丘の中を走る道もアップダウンはあれどとても快適でちょっと走れば絶景の繰り返し・・・



麦がサワサワと風に打たれる音がとても心地良く



この景色12年前にも見たな・・・何て思い出しながら自転車を漕ぐのはちょっと不思議な感覚


ちなみに12年前に来た時は11月。相変わらず無計画で“紅葉でも見れるかな・・・”なんて思ってやって来たら一面銀世界。秋物の重ね着で冬の北海道に挑む暴挙に出たわけですが、雪道で自転車を乗っていたらズボンが太腿のところまでカチコチに凍ってしまった事を思い出しました。



当時は一面雪で真っ白だったから意識してなかったけど白樺って涼しげな木ですね。



白樺意外にも所々にCM撮影等で有名になった印象的な“木”や“丘”があり、ちょっとした撮影スポットになっています。




こんな感じ・・・ただ木が生えてるだけなんですけどね。絵になるんですよ。


あとこんなんもありました



個人宅名のバス停!北海道にはこういうバス停があるって聞いた事あるけどほんとにあった。

北海道では自らの名を冠したバス停が建つ事が最大のステータスなんだそうです(嘘)

ただ只野さんち家族が一台ずつ車を所有してそうな雰囲気で、このバス停をどれほどの頻度で使用しているかがとても気がかりです。



そんなこんなで自転車を走らせていると、途中雨に打たれたりもしましたが,雨でも曇りでも美瑛の丘の風景が素晴らしいのには変わりなく


収穫前の黄金色の麦、ジャガイモ・とうもろこし畑の緑意外にも菜の花の黄色や蕎麦畑の白と様々な彩りが旅路の友に・・・



でも意外だったのは、北海道の彩りランキングで上位間違い無しのラベンダーが曇天下だとドス黒くてあんまり綺麗では無い事が判明・・・たまにいる紫色に髪の毛を染めたファンキーな婆さんの髪の発色ってすごい!(ちなみに美瑛にはあまりラベンダーはありませんでした。ラベンダーは富良野ですね)


そんなこんなでグルっと美瑛の丘を1周して来た訳ですが

晴れてる時の美瑛ってもっと表情豊かで、惚れ惚れするほど美しいんだろうなって思ったりしてぐずついた天気を悔やんだりもしたけど・・・


遠くの空が少し明るくなった些細な事が何だかとても幸せな事に思えたりして、思い通り行かない事も考えようによっては穏やかな気持ちになれる・・・そんな人生勉強を美瑛の丘に教わった気分です・・・

深イイ話だと思った人はレバーを!


ちゅう訳で美瑛の街まで帰って来ました。時間は16時位だったかな。

ここから再びJRに乗って一駅南に下った“美馬牛”という街へ行きます。

今宵の宿がある訳ですが、美馬牛周辺も美しい丘陵地帯があり時間があればそっちも見ておこうかなって思います。


続きは次回ですが、街まで下ってくる途中でチラっと青空が見えました・・・これは吉兆か。