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盗塁王の如く離島を駆け抜けた今年の八重山


恒例の八重山巡礼に行って来ました。

当初の予定では鳩間島に行き、島でのんびりするつもりだったんですが
八重山の気まぐれウェザーのせいで日毎に離島を駆け回るハメになってしまい、そのうえ終始、泳いだり、歩いたり、飲んだり、食べたり、喋ったり・・・・常に何かしている旅だったので何だかんだで疲れたけど、それはそれで今回も楽しい思い出となりました。


◆◆訪沖初日◆◆


那覇までは比較的良い天候で順調に到着したんですが
那覇から石垣島にかけてはかなりの荒天模様。


 

間違って空港バックヤード見学ツアーに参加したと思ってしまうほど空港の端っこまで連れて来られて石垣行きの飛行機に乗れば

「視界不良で引き返す恐れがある」と告げられうろたえる。

上空の天候も荒れ気味終始雲の中。雲を避け何度も上空で旋回、待機、着陸やり直しを繰り返しト音記号でも描いてるのではないかと思えるほど迷走しながらも何とか石垣空港には着陸することが出来ました。



青い空と青い海を返せ・・・・と心の中で叫びながら離島ターミナルに向かえば
これから向かうはずであった鳩間島に向かう船は欠航という厳しい現実が待っていてアゴを外す・・・

楽しみにしていた鳩間島であったが、船が出ないとどうすることも出来ないのが現実。
このまま石垣に留まるか船が出ている別の島に行くかになるのですがたまたま大阪時代の仲良しさんが黒島に滞在していたので合流する事にしました。

※船が出るまでの間に行ったソバ屋に鳩間便欠航の失意も吹き飛ぶほど程にキャラの強烈な店主がいたんですが次回のレポートで報告します。


◆◆黒島での一夜(内輪ネタばかりなので関係ない人はスルーで結構)◆◆

黒島を訪れるのは約1年ぶり。
石垣からは船で30分もかからない手軽さなのに景色は最高だし
何と言っても少々の天候でも海が荒れにくく船の欠航率が断然低いのが魅力な島。


http://d.hatena.ne.jp/takagikofu/20100921/p1
※昨年の黒島レポート



しかし今回はさすがの黒島便もスリリングな揺れでした(到着直前まで豪雨だったらしい)。



黒島上陸。



昨年はこんな美しい景色が待っていてくれたのに・・・・と思うと泣けてくる。


宿は毎回お世話になっているみやき荘(せめて昨年の写真で)。

到着したのが夕方だったうえに、天気も天気なので今回は結局宿から一歩も外に出る事はなかったんですが仲良しさんの仲間の方々や他の宿泊客も皆さん愉快な人達で楽しい一夜を過ごす事が出来ました。


 

具体的には宿泊者(女性)に橋本真也が憑依したりしてました。


翌朝。


 
最高に愉快な夜の後に忙しなく朝一の船で出発をするのは最強に心残りでした。


シュノーケルもせず、牛と戯れることもせず、ウミガメにも会わず・・・・
ただただ橋本真也と語り合った一瞬の黒島滞在でした。



◆◆訪沖二日目〜キングオブ離島鳩間島へ上陸〜◆◆


黒島を後に次に向かったのは鳩間島。本来の目的地です。
石垣港から船で一時間弱。西表島の沖に浮かぶ本当に小さい離島。
以前も一度訪れて二泊したんですが、その際も天候はずっと曇りだったので
いつかリベンジするぞと思い続けていました。

昨夜は一時星空も見えるほど天候は回復したのに、石垣周辺の天気は相変わらず曇天模様で、鳩間で綺麗な海を眺める事は今回も出来ないのか・・・と船中しょんぼりしていたら



天候は見る見る回復。


着いたらまさかの晴天


港の片隅でも海は超綺麗で感動(どの島もこれくらい綺麗だけど)。



鳩間島は本当に小さい島で、港のまわりに小さい集落があるだけ。
歩けば5分で集落の端っこまで行けてしまえる程だし、今宵の宿も歩けば港から1〜2分で到着出来る距離。



しかしながらご丁寧に車での送迎がありました(但し軽トラの荷台)。



鳩間島は本当に何も無く、あるのはひたすらに青い海と青い空、深い森に白い雲・・・本当にそれだけで、事細かに鳩間島の事を紹介しようにも、美しい景色があるい意外は、時間がのんびり流れるだけといったところか。


集落もひっそりとしていてあまり人の行き来は無いが、物陰に潜んで何やら作業をされてる人がいてたまにビクっとします。

今回は行かなかったけど商店は1〜2件あったはずで、郵便局と小中学校はある。
あと公民館があるけど、他は何もないと思う。駐在所も無いし銀行も無い・・・
診療場も無かったような気がする。


港からちょっと歩いて、振り向けばすでに何も無い



でも茂みを抜ければ必ず美しい海がある。


ため息しか出ない美しさ・・・・



何度見ても八重山の海の青さはピンと来ない。





日も暮れて鳩間の夕日・・・・





今宵の宿は“あだなし”という宿で、綺麗で開放的な感じ。過去にも一度泊まった事があります。宿泊客以外の方も食事が出来、その食事もなかなか美味しいのでお薦めです。



前回はここでピアノを弾くオジィと三線セッションをしたら思いのほか上手に弾けたので調子ずいてしまい、それ以降三線の練習を怠けてしまったが為に、以後一切上達していないから困ったものです。

しかも三線が弾ける事は実生活で何も役に立たないので“たまには弾かなきゃ”と思っても他にやるべき事がありすぎて日々の生活における三線のプライオリティーは下がる一方。ゆとり教育で変な子供を大量生産するくらいなら“大人のゆとり社会”を実現して欲しい・・・そうすればもう少し三線が上手に弾けるようになるのにと思うこの頃です(三線の未熟さを社会&政治のせいにしてみる)。




でも八重山に滞在してる間は、忙しない日常から開放されてまさに“ゆとり社会”
夜更けまで他愛の無い事を話しつつゆんたくをして、星が出てきたら港にいって寝っころがる


去年の八重山ほど綺麗な星空は見れなかったけど八重山ならではの贅沢時間に、心の中の老廃物がどんどん外に出て行く気がしました。






翌朝。




昨夜一緒に寝転がってた人が泥酔していて携帯を港に落とし、見つけた島のオジィが「港にドコモのスマホ落とした奴いるかー」とやって来て目が覚める。

島の人からしたら、自分達のような浮かれ気分のお気楽観光客達こそ、ゆとり世代に負けず劣らずの困った連中であって年中こんな集団の愚行の後始末をしなけらばならないと思うと、日々の暮らしもそれほど“ゆとり”な感じはなく色々と気苦労があるのだろうと反省しました・・・

しかし携帯を見つけたオジィが“スマホ”という単語を知っていて、スティーブ・ジョブズは凄いんだなと改めて思いました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


早起きしたので散歩に出かけました。



平日の朝8時過ぎ、鳩間には通勤ラッシュという言葉は存在しない。



昨日は行かなかった島の反対側の浜に行ったり(歩いて10分もかからない)



手のひらほどもある巨大蜘蛛におびえつつも、葉っぱをちぎって巣に投げるドッキリをして遊ぶ。島の蜘蛛のアグレッシブさは半端なく、葉っぱであろうがあっという間に食いちぎっていたのが忘れられない。小鳥を捕食した目撃例もある凄い蜘蛛らしい。


◆◆思いがけずにゲットワイルドな事になった鳩間島からの帰路◆◆



朝からいい天気だし、今日はこの旅で最も穏やかな一日になりそうな気配だなーと思っていたら朝一で石垣から来る船がうねりが高く石垣に引き返してしまったので、折り返しの鳩間から石垣行きの船も欠航になってしまいました。

日程的にあと一泊は鳩間島に宿泊出来たのですが、もし明日の船が欠航したら俗世界(名古屋)に返ってからの肩身がアンガールズみたいになってしまいそうだし、短い滞在で残念だけど午前の船で石垣に戻ろう・・・・と思っていた矢先の欠航だったので、島の天候の気まぐれっぷりには本当に驚かされました。


こんな状況になってしまいましたが、じゃぁ島に缶詰なのかと言われると実はそうでもないのが鳩間の凄いところ。船が欠航になったのは石垣島西表島の間の海が荒れているからで、鳩間島西表島の間の海域はとても穏やかです。ここを渡りさえすれば、西表島の別の港へ船会社の代行バスが迎えに来てくれて石垣島への脱出ルートが確保されるのです。

鳩間から西表島までは以下の二つの手段があります。

一、郵便船に乗せてもらう(一人千円)

二、宿のオーナーの船に乗せてもらう(一隻5千円)

今回は午前中に島を出たい人が4人いたので皆でオーナーの船をチャーターする事にしました。



束の間の滞在でしたがお世話になった宿を後にします。



港までは来た時と同じ軽トラ荷台でワイルド送迎



ワイルド小船で



ワイルド出航



西表島(上原港)からは、高校野球部風のワイルドマイクロバスに乗り



ワイルド島内移動で一時間、西側にある大原港に移動

大原から石垣までの海域は鳩間〜石垣間が欠航したとは思えないほどマイルドでした。


◆◆一年ぶりの竹富島◆◆



3日目の夜は竹富島に泊まりました。

昨年は島の神秘的な祭礼を偶然目にする事が出来印象深かったので、今回も何かやってるかなと思ったけどさすがにそんな頻繁に祭り事をやっている訳もなくとてもひっそりしていました。

http://d.hatena.ne.jp/takagikofu/20100927/p1
詳しくは去年のレポートを参照して頂ければと思います。



今回は天候も芳しくなく、去年のような満天の星空は撮れなかったけど



秋の気配を感じさせる夜の風は心地よく、どこからともなく三線の音色が響く島の情景は相変わらず素晴らしかったです。



夜が明けても天気はいまいちでしたが、咲く花の美しさは曇天でも充分映えていて美しかったです。



何度来ても同じ道を歩き、同じ所で写真を撮っている。


そんな竹富島は毎度々泊まるだけの滞在ですが日帰り観光客が帰る頃に訪れて、大挙やって来る前に帰るのがベストだと思いました。




終り


次回は、乗り継ぎ途中にブラブラした那覇の街と、黒島に行く前に立ち寄った強烈店主のいるソバ屋の事等を多いに茶化してみたいと思います。