那覇→八重山弾丸ツアー波照間島編(スーパー島人現る)
今回の八重山ツアーで、軟禁状態ともいえる波照間生活をプライスレスな思い出に仕立て上げてくれた島の男がいた。
たましろに泊まった事がある人ならご存知かと思う
その男の名前は“イチ”。
夕飯の時に必ずヘベレケな状態で紛れ込んで来る
よく見ると男前だけど前歯の無い怪しい男。
前回泊まった時もその前も、宴もたけなわな時には必ずビール片手にやってきて
この人には絡まないでおこう・・・・と思わずにはいられない支離滅裂な男奴。
もちろんというかやはりというか今回もちゃんとたましろやって来たイチ。
(この写真では分かりにくいけど奴はいる)
「今夜は水戸黄門を見るから7時40分には家に帰るさぁー」
とか言いながら突っ込み所満載で意味不明、限りなくホラ話に近い武勇伝を延々と語るイチ。
「イチ、水戸黄門始まっちゃうよ」と言っても
「印籠を出すとこだけ見れればイイさぁー」と言って帰らないイチ
「イチ、そろそろ印籠の時間・・・」と言っても
「今日は2時間スペシャルだからよー」←(嘘)
と話をでっち上げなかなか帰らないイチ
「三線で“十九の春”弾いてよ。俺歌うからよ」と言うので弾いてあげたら全然歌えないイチ
辛いのが苦手なのに無理やり塩辛を食わせたらリアクションがなかなかいけてるイチ
最初は何となく警戒していたけど、こちらから心を開いてみるとどこか愛嬌もあるし
突っ込み所満載なイチトークは皆をドSな気持ちにさせてくれる、日本最南端のいじられキャラである。
結局、水戸黄門なんて遠の昔に終わった時間にギコギコとサビサビの自転車に乗って帰って行った。
◆◆翌日・・・・
民宿たましろには、少し離れた所に別館があるのですが
そこの入口で立ちションをしているイチと遭遇。
朝から別館に泊まっていた昨夜のメンツと早速一杯やってる様子で早くもヘベレケ。
オレンジ色のTシャツが日本最南端のいじられキャラ“イチ”
「それなりの服を着させればモテるのでは」というのが皆のイチ評だが
「一言も喋らなければ」という絶望的な条件が付く・・・
しかしこの男は昼でも夜でも酔っ払っているなー・・・・ちょっと羨ましいけど。
しばらくイチと喋ってたが「どっか連れてけ」というと「いいよ」というのでチャリで付いて行く
「珊瑚の浜」という地元の人は女の子にだけ教えてくれるという下心的なスポットに連れて行ってくれた
ここが結構素敵な所で、珊瑚の死骸で覆われたいうとイメージが悪いかもしれないけど地面は全て白い珊瑚。歩くと“カランコロン”と素敵な音が。珊瑚の死骸って風鈴にしたりする程イイ音が出る事を知る
イチのくだらない話もこのシチュエーションならイラっとする事なく聞ける・・・・南の島って平和だな。
ちなみにこの時に
イチ「俺って有名なんよ〜PCで検索したら俺の事結構出てくるさぁ」
ギコフ「じゃー俺もイチの事ブログで日記にするよ」
イチ「いいよ」
ギコフ「写真とか載せてもいい?」
イチ「いいよ。載せて」
という“てーげー”なやり取りがあってこの日記は“イチ公認ブログ”となった訳です。
◆◆珊瑚の浜からの帰り道・・・
余裕な表情をくれてはいるが、イチの自転車は相変わらずボロボロでサビサビでまともに走れない
坂道だとヒーヒー言ってなかなか進まず・・・
「この自転車じゃ坂登れないから回り道して行こう」と言っておきながら
ここが島で一番急なんじゃ・・・と思われる坂へ導く天才的なボケを見せつけるイチ。
容赦なくイチを置いてけぼりにすると、遠くから「待ってよー」というイチの声
日本最南端のいじられキャラ・・・かわいい奴め。
イチとのプライスレスな思い出はむしろこの後の方が抱腹絶倒(個人的に)な感じですが
色々とイチの事を思い出しながら書いていたら楽しくなってどうでもいい事まで延々と書き記してしまい埒があかなくなってしまいました。最南端のいじられキャラ恐るべし・・・